スーパーの惣菜部門バイトはしんどい?【短期で実際に経験してみた】
【繁忙期のスーパー〈製造部門〉の短期バイト】を検討されている方必見!
今回は自身の体験を踏まえ、【繁忙期のスーパー〈製造部門〉の短期バイト】の仕事内容や応募方法などを詳しくご紹介します。
仕事内容
短期バイトの主な仕事はパック詰めでした。惣菜部門の中でも揚げ物担当、お弁当担当、寿司担当など色々な区分けがあり、短期バイトもバラバラに色々な担当のところに振り分けられます。その担当の元で、社員さんとパートさんが調理してくれた食品を短期バイトがパック詰めします。パック詰め以外にも、ゴマをふる、ドレッシングやタレをつけるなど、簡単な仕上げ作業や、洗い物、ゴミ出しなどの仕事がありました。パック詰めは商品の向きなど考える必要があり、慣れるまでは大変な印象でした。
働くメリット
①接客をしなくてよい
主にお客様のいない部屋での作業になります。私の場合、バイト中にお客様と話すことは一度もなかったため、接客をしたくない人には良い仕事だと思います。ただし、同じ部門で働くメンバーとは密にコミュニケーションをとる必要があります。
②比較的単純作業
誰でもできるような簡単な作業が仕事になります。今回は主にパック詰めの作業でしたが、使用するパック、パックに貼るシール、食材を詰める向きなどを覚える必要があります。慣れてしまえば簡単です。
③応募すればほぼ採用される
スーパーは人手が足りないため求人情報を出しています。よほどのことがない限り、応募した時点で採用になる確率が高いと思います。
働くデメリット
①仕事内容がつまらない
メリットにも書きましたが、仕事は比較的単純作業です。全く同じ動きを永遠に繰り返す場合が多かったので、すぐに飽きてしまいます。集中力が続くかが問題です。
②足腰がきつい
基本的に仕事中は立ちっぱなしでした。長時間立ち慣れていない人は膝が痛くなったり、足が浮腫むと思います。また、低い作業台での作業は腰を痛める可能性もあります。
私は、対策としてコルセットをしていました。着圧靴下もよいかもしれません。
③休憩場所が遠い=休憩時間が短い
今回、調理部屋と休憩部屋が遠かったため移動にかなり時間をとられました。ショッピングモールの中のスーパーだと、移動にもっと時間がとられる可能性があります。休憩所も短期バイトの方々でいっぱいで狭く居心地が悪い、ということもあるかもしれません。
④とにかく分からないことが多い
絶対に覚えられない情報量をすさまじいスピードで説明されたり、そもそも説明が何もされなかったりと、本当に戸惑う場面が多いです。人によっては気疲れしてしまうかもしれません。
職場の雰囲気
残念ながら、私の部門の雰囲気はよくありませんでした。初日から社員さんとパートさんたちがピリピリしていて、怒鳴り声や嫌味を永遠に短期バイトにあびせていました。忙しくて余裕がないのはわかりますが、そんなに怒らなくてもいいのに・・・という印象です。短期バイトの人たちも次第に顔が暗くなっていきました。
同じ仕事内容でも働くスーパーによって異なります。あくまで私の職場の話なので、雰囲気の良いスーパーもあると思います!
応募から採用までの流れ
- 求人情報から応募
- 先方と電話orメールで面接日程を調整
- 面接に行ってそのまま入社
私の場合、面接に行ったら突然入社手続きが始まりました。書類を何枚か書いたら、そこからは「入社手続き」という名目のまま2時間無給での研修がありました。他のバイト先では研修時間も給料が発生していたので衝撃的でした。
短期バイトはどんな人が応募している?
高校生、大学生が主でした。部活のメンバーのような集団で来ている方もいました。数人程度ですが、社会人の方もいました。
ちなみにパートさんは孫の話で盛り上がる世代の人たちが多かったです。若い方は外国人の方ばかりでした。
スーパーの短期バイトを体験して学んだこと
①相手に気を遣わず、知りたいことは質問する
5時間以上立ちっぱなしで、何時から休憩に入れるのだろう?とずっと考えながら作業していました。集中力もどんどん落ち、水分もとれないので熱中症気味になっってきて、ようやく勇気を出して担当のパートさんに「休憩をいただいてもよろしいですか?」と声を掛けました。すると、「どうぞ。っていうか今日何時まで?」と返事がありました。勤務時間を把握していただけていないことに驚きました。そして退勤時間をその際伝えたのにも関わらず、結局契約の時間を過ぎても無言で仕事を言い渡されて働かされました(たぶん残業代は出ません・・・)。次から次へと仕事をお願いされるので、社員さんとパートさんに話しかけるタイミングが難しいです。しかし、相手はこちらの事情など考えてくれません。このことを頭の片隅に置き、こちらも相手に気を遣わず知りたいことは質問するようにしましょう。
パートさんたちの様子を数日観察していると、どうやら彼らはローテーションを組んで休憩を回しているようでした。休憩上がりには水筒を持って調理場に来るので、水分補給もしてOKだったようです。短期バイトにもそういう情報共有してほしかった~。
②スーパーで働く人は敬語を使わない&世の中には色々な人がいる
短期で働いた期間、一度もパートさんたちから敬語で話しかけられることはありませんでした。常に命令口調で指示されます。時には、短期バイト初日の方に「あなた本当に使えない!」などと怒鳴っていて本当に可哀そうでした。そのように初対面の相手に怒鳴るパートさんもいれば、質問しても無視したり、言葉を発さず真顔&ジェスチャーで答えるパートさんもいました。また、「あんたお尻大きいわね」とセクハラ発言を大声で短期バイトに言い放つパートさんもいました。今回のバイト経験から、そういうレベルの人がパートとして集まるのがスーパーの惣菜部門であるということを学びました。不快に感じた方がいたら申し訳ありません)。
私は怒鳴るパートさんを「キャンキャンおばさん」、言葉を一切発さないパートさんを「パントマイムさん」と心の中で呼んで気を紛らわせました。世の中には本当に色々な人がいますね。
※あくまで私の実体験であり、全てのスーパーに当てはまるわけではありません。
③スーパーには自分の知らない常識がある
休憩時間にトイレに入ろうとしてら、背後から「ちょっと待て!」と怒鳴り声が。え?私?と、びっくりして後ろを振り返ると、鬼の形相のおばちゃんがいました。「服脱いで!エプロンも帽子も取って!食品でしょ!?そこに書いてあるでしょ!?日本語読めないの!?習ってないの!?習ってなくても常識だろ!!」と立て続けに怒鳴られました。トイレの扉をよくよく見ると、沢山の張り紙の中に〈エプロン・帽子は脱いで入ること〉との注意書きがありました。そもそもトイレの場所も分からず探し回ったレベルで、もちろんそのような注意は言われていません。トイレに入る時に扉に貼られている紙を全て丁寧に読む人は少ないのではないでしょうか。私は怒鳴られた衝撃がすごく、急いで謝罪してすぐにその場を立ち去りました。結局トイレは利用できずです。後から冷静になると食品を扱う仕事のためウイルス対策だったのだと思いますが、他の短期バイトさんも同じようにトイレを利用して怒鳴られていました。調理の際は手袋を2枚使うとか、コロコロテープで全身の埃を取ってから調理場に入るとか、その他にも沢山常識と考えられていて教えてもらえないルールがありました。
怒鳴らなくても、ただ普通にルールを教えてくれれば分かるのに、とてもモヤモヤしました。私の知らない場所には、知らない常識がありました。
まとめ
今回は【繁忙期のスーパー〈製造部門〉の短期バイト】で実際に働いた経験から、仕事内容、メリット、デメリット、職場の雰囲気、応募から採用までの流れ、どのような人が応募しているか、学んだことについてをご紹介しました。個人的には、数々の短期バイトの中でも精神的にしんどいものであったため、もう一度働くことはありません。しかし、全てのスーパーがこのような悪条件であるとも限りません。少しでも【繁忙期のスーパー〈製造部門〉の短期バイト】を検討されている方の参考になれば嬉しいです。