タイ生活

タイで気を付けるべき!蚊とデング熱予防

HimaHima
【タイDATA】

熱帯モンスーン気候のタイ。1年を通して日本の夏のようです。湿度も高いため、汗で体がべとべとになります。そんなタイ滞在で気を付けたいのが、「デング熱」です。

デング熱とは?

デング熱は、デングウイルスによって引き起こされる感染症です。デングウイルスは、主に蚊によって媒介されます。感染が広がる主な地域は、熱帯および亜熱帯の地域で、特に人口の密集した都市部で発生しやすい傾向があります。

デング熱の症状

デング熱の症状は、軽度から重篤なものまでさまざまであり、以下のようなものがあげられます。

  1. 発熱: 突然高熱になり、体温が上昇します。
  2. 頭痛: 激しい頭痛があります。
  3. 関節痛: 関節や筋肉に痛みが生じることがあります。
  4. 皮疹: 皮膚に発疹や発赤が現れることがあります。
  5. 嘔吐や下痢: 胃腸の不調が見られることがあります。

ほとんどの場合、デング熱の症状は数週間で改善すると言われています。しかし、一部の患者は重症化し、デング出血熱やデングショック症候群と呼ばれる状態に進行する可能性があります。

タイでもデング熱になる可能性がある?

タイは年間を通してデング熱の感染が広く報告されている地域の一つです。タイは熱帯地域に位置することによって媒介蚊が多数存在しており、デングウイルス感染症が広まりやすい環境です。特に気を付けたいのが雨季(9月~10月)で、蚊の繁殖地である水溜まりが増えることから、デング熱を発症する患者が増加すると言われています。

「首都バンコクではデング熱になる可能性はない」という噂もありますが、誤った情報です。バンコクに滞在する場合でも細心の注意を払ってください。

予防① 長袖・長ズボン・靴下

媒介蚊に刺されないように、肌を露出しない服装を選ぶようにしましょう。雨期はサンダルを履きがちですが、靴下と靴をはくだけでも刺されやすい足元を守ることができます。

Hima
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ユニクロの「エアリズムUVカットメッシュパーカ(長袖)」をよく着ていました。薄手で涼しいためオススメです。

ちなみにユニクロの「エアリズムUVカットシームレスアームカバー」を使っていたこともあるのですが、腕にフィットしすぎてアームレスカバーの上から蚊に刺されてしまいました。

予防② 虫よけスプレー

DEETの数字を見て虫よけスプレーを購入しましょう。DEET20%~30%は6~8時間、DEET12%は4時間くらいの効果があります。デング熱の蚊は日中に活動的です。もちろん夜間も刺されないというわけではありませんが、日中は特に気を付けるようにしましょう。

現地でよく見かけるのは「Soffell」という蚊よけスプレーです。液体タイプ、クリームタイプなど様々な種類があり、香りも色々あります。スーパーやコンビニで購入可能で、比較的安価です。ちなみに裏面の成分表にはDEET12%と記載がありましたが、タイで使った虫よけで一番効果を感じました。

Hima
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花王がタイで発売した「ビオレガード モスブロックセラム」もオススメです。これはスプレーではなく、蚊が止まりにくい肌の状態に整える虫(蚊)よけセラムです。汗で流れない限り、効果があると思いました。

予防③ 室内の虫よけ

タイでは、蚊取り線香や、吊り下げタイプの虫よけ、コンセントに挿すタイプの虫よけ(コード無しタイプ、コード有りタイプ)、ワンプッシュで部屋全体に効く虫よけなどが販売されています。日本で販売されているものとほとんど同じものを手に入れることが可能です。

Hima
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コンセントに挿すコードなしタイプは、コンセントの向きによって使えない場合があるので注意が必要です。




予防④ 水の排水確認

シャワー室の排水確認や、部屋に飾っている花瓶などに注意しましょう。周囲の水たまりや容器の水を排水することで、蚊の繁殖地を減少させることができます。

排水管が詰まっているときは、スーパーで手に入る「farcent」を使ってみてください。

デング熱予防まとめ

  • 長袖・長ズボン・靴下
  • 虫よけスプレー
  • 室内の虫よけ
  • 水の排水確認

お店で使えるちょこっとタイ語

①蚊 ユン

②薬 ヤー

③虫よけの薬ありますか? ミー ヤーガンユン マイ(クラップ/カ)?

蚊に刺されたときの対応①デング熱用の薬はある?

デング熱に特効薬はありません。対症療法(解熱剤内服、点滴)をして、症状が治まるのを待つだけです。熱を下げるために解熱剤を使うことがありますが、症状を重症化させてしまう場合があるため自己判断で服用はせず医療機関を受診しましょう。

蚊に刺されたときの対応②かゆみ止めは何を使う?

かゆみ止め(ムヒやウナ)が手元にないとき、タイで簡単に手に入るのが「ヤードム」です。タイ語で「ヤー」=「薬」、「ドム」=「嗅ぐ」です。気分転換に使われるですが、こちらの液体が入っている部分を蚊に刺された箇所に塗布すると、一時的に痒みがとれます。初めてタイ人からこの使い方を習ったとき、本当に感動しました。※あくまで個人の経験であり、医学的根拠はありません。


タイの蚊について思うこと

日本人の中でも蚊に刺されやすい人、刺されにくい人がいますが、個人的にはタイ人よりも、日本人の方が刺されやすい印象があります。そして、タイの蚊の方が日本の蚊より強力なイメージです。というのも、蚊に刺されたときの痒みが日本の蚊より強く、跡になりやすいと感じているからです。タイ人も私が蚊に刺された跡を見て驚いていました。肌を引っ搔かなくても刺されただけで跡ができ、1年ほど取れませんでした。旅行でタイ滞在が短かったとしても、必ず蚊の対策をすることをお勧めいたします。※あくまで個人の経験であり、医学的根拠はありません。

参考

・サミティベート病院、https://samitivej-jp.com/column/common/20180518.html

・KAO、https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2022/20220615-001/

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HIMA
HIMA
JAPANESE TEACHER
旅好きな日本語教師。海外の中学高等学校での日本語指導経験あり。語学、留学、旅、仕事など様々なジャンルを通して皆さんがHAPPYになれる情報を発信します。
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