はじめての長崎市内旅行
8月の真夏日、長崎市内を旅行しました。大満喫できた1日の流れをご紹介します。
三王神社でクスノキを見る
まずは、路面電車に乗って山王神社を目指します。爆心地から近いこちらの神社では、爆風を受けて1本柱になった鳥居や、樹齢5~600年の被災した大楠があります。長崎出身で歌手の福山雅治さんが紹介していたらしく、興味があって訪れてみました。
最寄り電停は大学病院前。そこから徒歩10分ほどで着きました。猛暑日で日差しが痛い日でしたが、境内は風が吹くと少し涼しくて、特に大楠の周辺は静けさを感じました。大楠は、幹の中に石が入っているところも見学できるようになっていました。爆風を受けてもなお、枝を伸ばして青々と茂っている姿に色々と考えさせられました。
↓1本柱鳥居の写真
式典準備中の平和公園
平和公園電停で降りると、目の前にすぐ平和公園の入り口がありました。よく見ると、エスカレーターがついています。正直この暑さの中、長い階段を上らなくて良いのは助かります。
↓上った先にあった石碑。
日本人より外国人の方が多いのでは?と思うくらい、外国からの旅行者が多かったので、この石碑の英語訳があったらいいのにと思いました。
行ってから気づいたのですが、もうすぐ記念式典があるとのことで公園内は設営ムードでした。本来は噴水の間(石碑の真後ろ)から平和記念像が見えるそうですが、この日は屋根で見えませんでした。式典だから仕方ないけど少し残念。
公衆トイレや手洗い場が多数設置されていて、なかなか普段は見られない光景が見れました。これはこれで貴重で良かったかも。
記念像を見た後は、横にあった「ちりんちりんアイス」で一休み。冷たくて甘くて美味しかったです。
暑すぎた浦上天主堂
平和公園から歩いて5分。浦上天主堂に行きました。坂の上にあるので、猛暑日に行くのはしんどかったです。観光客は奥まで入れず、手前で静かに見させていただくのみ。出口付近にひっそりとあったマリア像が少し気になったのですが、天主堂内はエアコンも扇風機もないから暑くて暑くてすぐに帰りました。滞在時間はたぶん3分くらいです。
あとあと、そのマリア像が有名な「被爆マリア像」であることを知りました。もっと早くその情報を知っていれば、もっとちゃんと見学したのに!
天主堂見学後は、原爆爆心地に行きました。爆発した場所の真下に黒い棒が建っていました。長崎に原爆が投下されてから、今年で78年。たった78年でここまで町を発展させたのは本当に凄い努力であると、しみじみ感じました。
グラバー園でグラバーさんについて学ぶ
お昼を中華街で食べ、グラバー園に向かいました。グラバー園の最寄り電停は大浦天主堂ですが、その1本先の石橋まで行くと、下車してから徒歩3分でグラバースカイロードというエレベーターに乗ることができます。きつい坂道を登りながら観光する必要がないためオススメです。ただ、スカイロードは近隣住民の方も使うので、譲り合いながら利用しましょう。ちなみに私が利用させていただいた時はスカスカで全然人がいませんでした。上にも一瞬で着きました。
↓グラバー園に入場してすぐの旧三菱第2ドックハウスから見える景色がこちら!とても綺麗です。
グラバー園は、見事な西洋のお庭でした。そして、グラバーさんがどのように長崎や貿易事業に貢献をしたか、歴史がわかる展示が沢山ありました。スタッフさんによる写真撮影もあり、結構楽しかったです。
夏は本当に暑いので、入場時にもらえるマップで自動販売機の場所を確認するなど対策しながら観光してください。ちなみに冷房がついているのは出口付近の「長崎伝統芸能館」だけです。
行く価値のあった大浦天主堂
次に向かったのが大浦天主堂です。グラバー園を出てすぐ、坂を下っていくと見えてきます。
大浦天主堂も中は暑いのですが、扇風機がたくさんあったため少し落ち着いた状態で見学することができました。音声が流れており、天主堂内の説明や歴史を聞くことができます。非常に分かりやすく興味深かったので、訪れて良かったです。
天主堂横の「キリシタン博物館」も、工夫を凝らした展示がされており、大変勉強になりました。
正直、天主堂と博物館の拝観料が¥1,000(大人)で、ちょっと高いから中に入らず外観をみるだけでいいかな・・・なんて暑さに負けて一瞬思ってしまいましたが、中に入って良かったです。
すごい人だかりだった眼鏡橋
最後に眼鏡橋を見に行きました。眼鏡橋電停を降りると、他の乗客も眼鏡橋方面に歩いていくのですぐにわかりました。ちょうど長崎夜市をやっていて、すごい人だかりで驚きました。眼鏡橋は間近で見るとちゃんと石でできていて、橋の横にある階段で下にも降りられたので楽しかったです。
まとめ
1日で山王神社→平和公園→浦上天主堂→グラバー園→大浦天主堂→眼鏡橋を観光しました。旅行計画を立てているとき、一日でこれだけ全てを回るのは難しいかも?と思っていましたが、案外いけます。
ホテルで電車一日乗車券を買っていたため、それを駆使してなるべく歩かず楽しみました。電車がかなりの本数走っていて、待ち時間がいつもほとんどなかったのがありがたかったです。ただ、長崎市内は本当に坂が多いので、旅行に行かれる方は歩きやすい靴をオススメします。
↑1日乗車券は、電車から降りるときに運転手さんに表紙を見せるだけです。乗車券の中には、電停のマップが載っていて使いやすかったです。電車は後ろの扉から乗って、前から降ります。